チェチェンの軍閥、イーロン・マスクがサイバートラックを「遠隔操作で無効化」したと非難

チェチェンの軍閥、イーロン・マスクがサイバートラックを「遠隔操作で無効化」したと非難


チェチェンの指導者ラムザン・カディロフ氏は、ロシアのウクライナ戦争の最前線に送られていた自身のサイバートラックを「遠隔操作で無力化した」としてテスラのイーロン・マスクCEOを非難した。

カディロフ外相は木曜日、この車両は機関銃を装備しており「戦闘で優れた性能を発揮していた」と主張し、金曜日にはさらにテスラのサイバートラック2台を前線に送ったと付け加えた。

ロシアのプーチン大統領への忠誠心と、ウクライナで進行中のロシアの軍事作戦への積極的な関与で知られるチェチェンの軍閥カディロフ氏は、8月にサイバートラックを運転している自身の映像をシェアし、それがマスク氏からの贈り物だと主張した。動画では、チェチェンの首都グロズヌイの誰もいない広場を笑顔で運転し、マスク氏に「すぐに前線に送られる」車両に感謝するカディロフ氏の姿が映し出されている。

しかしマスク氏は、送ったことを断固として否定した。「私がサイバートラックをロシアの将軍に寄付したと思うほど、あなたは本当にバカなのか?」と、同氏は当時、自身が所有するソーシャルメディアプラットフォーム「X」に書き込んだ。

カディロフ外相は今週初め、ハイテク車両を戦場から牽引しなければならなかったことを嘆き、自身の主張を繰り返した。「イーロン・マスクの行為は良くない。彼は心から高価な贈り物を贈り、遠隔操作でその電源を切るのだ」

「さらに2台のサイバートラックがSVO(ウクライナ紛争)地域に派遣された」と金曜、軍閥は付け加え、森林地帯に2台のテスラトラックがそれぞれ機関銃を搭載して駐車している動画を投稿した。動画には、軍服を着た男たちが車両の屋根から発砲する様子が映っている。

「遠隔シャットダウンはこれらの車両には影響を及ぼさなかった。車両は故障もなく正常に動作している」と彼はテレグラムで述べた。「サイバートラックにとってこれ以上の宣伝は望めないだろう。」

CNNはテスラ(TSLA)に連絡を取り、彼の主張についてコメントを求めた。

マスク氏は2019年にロサンゼルスで、同社の全車両と同様に完全電気自動車であるテスラ・サイバートラックを発表した。サイバートラックの米国での小売価格は約9万ドルからとなっている。

プーチン大統領によってチェチェンの指導者に据えられたカディロフ氏は、何十年にもわたり人権侵害の疑いで批判されてきた。米国務省は2020年、拷問や超法規的処刑を含む「甚だしい人権侵害」にカディロフ氏が関与しているという「広範かつ信頼できる情報がある」として同氏に制裁を科した。同氏は英国と欧州連合からも制裁を受けている。



Source link

By admin

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *