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オタワ — ユダヤ系カナダ人の指導者たちは、今週オタワでジャスティン・トルドー首相と首長が直接会談する際に、カタールの首長がハマスを支援していることを厳しく追及するよう求めている。
「我々は(トルドー首相が)首長に対し、紛争の根本原因であり二国家解決への大きな障害となっているハマスへの支援をやめるよう促すと信じている」とイスラエル・ユダヤ人問題センターのシモン・コフラー・フォーゲル所長兼最高経営責任者(CEO)はナショナル・ポスト宛ての電子メールで述べた。
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「カタールの支援がハマスを支えており、それがなければ同グループは勢力を失うだろう」とフォーゲル氏は付け加えた。
ブナイ・ブリス・カナダの研究・支援担当ディレクターのリチャード・ロバートソン氏も、同様の考えだと語った。
「首相がこの会談を機会にイスラエルへの支持を再確認し、ハマスへの非難を改めて表明することを期待する」とロバートソン氏はナショナル・ポスト紙に電話で語った。
ロバートソン氏はカタールの「ハマスに対する消極的な支援」が中東の永続的な平和の障害になっていると述べた。
シェイク・タミム・ビン・ハマド・アル・サーニ殿下は火曜日から2日間のオタワ訪問を開始する予定。政府のプレスリリースによると、殿下とトルドー首相はガザ戦争について一対一で話し合う予定。
「カタール首長殿下のカナダ初訪問を歓迎することを楽しみにしています。両国は重要なパートナーであり、共に絆を強化し、両国民に機会を創出していきます」とトルドー首相は週末の声明で述べた。
同首長はハマスの最大の支援者の一人であり、特にカタール国内の豪華な住居にテロ組織の亡命指導者を住まわせた。先月ドーハで殺害されたハマスの政治指導者イスマイル・ハニヤ氏の葬儀では、会葬者とともに最前列に座っていた。
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マクドナルド・ローリエ研究所の上級研究員カヴェ・シャルーズ氏は、トルドー首相が首長のためにレッドカーペットを敷こうとする熱意は、彼がテロリズムを本来あるべきほど真剣に受け止めていないことを示していると述べた。
「カタールはハマスの主要な財政的、政治的支援国の一つだ。カナダの法律では、指定テロ組織にそのような支援を行うことは犯罪行為だ。それでも首長はオタワで温かく迎えられるのだろうか?」とシャルーズ氏はナショナル・ポスト紙にメールで語った。
同首長は、地域の巨大メディア「アルジャジーラ」の背後にいる権力者でもある。カタール所有のこの報道機関は、紛争初期の数日間にイスラエルがガザ市の病院を爆撃したというハマスの虚偽の主張を繰り返したなど、ガザ戦争に関する報道が偏向しているとの非難を受け、5月にイスラエルから追放された。
アルジャジーラはガザの病院爆発に関する報道について訂正や撤回を発表しなかった。
この首長の訪問はカナダとカタールの外交関係樹立50周年を記念するものとなる。
カナダ訪問の招待が首長に最初にいつ出されたのか首相官邸に質問したが、期限までに回答はなかった。
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