議会はブレグジット交渉でより大きな役割を果たすよう働きかけなければならない

BAGEHOTによる

今日は保守党大会のBrexitの日であり、テリーザ・メイ首相は、離脱に向けた英国の次の一歩について2つの大々的な発表で議事を開始した。第一に、彼女は来年の女王演説にEU離脱大撤回法を盛り込むつもりだ。これにより、英国をEU離脱の仲間に迎え入れ、欧州の法律を英国の法令集に取り入れた1972年の欧州共同体法（ECA）が、Brexitの時点で無効になる。第二に、彼女は2017年3月末までに第50条（英国が離脱条件を交渉する2年間のプロセス）を発動する。これは、フランスとドイツの選挙がそれぞれ5月と9月に控え、次回の女王演説の前に行われるため、一部の予想よりも早い。首相は、筋金入りのEU離脱支持者からの圧力にさらされている。イアン・ダンカン・スミス率いる一団は、無謀なまでに急速かつ完全なEU離脱につながる一連の要求を発表したばかりだ。そして、この2つの公約を、離脱プロセスの歯車がようやく動き始めた証拠として提示している。