November 2016

パキスタン、地域の軍拡競争を阻止すると約束:シャリフ

パキスタンのムハンマド・ナワーズ・シャリフ首相が、2015年9月30日、ニューヨークの国連本部で行われた第70回国連総会で出席者に向かって演説する。ロイター/カルロ・アレグリ パキスタンのナワズ・シャリフ首相は火曜日、同国は同地域におけるいかなる軍備競争も阻止すると述べ、南アジアの平和と安定に向けた道を模索していることを強調した。 シャリフ氏は、当地で開催されている第9回国際防衛展示会・セミナー(IDEAS)の開会式で演説し、パキスタンは軍備競争を抑制し、「IDEASの標語であった平和のための武器のモットー」を推進することに尽力していると述べた。 同氏は、パキスタンの地域平和への取り組みを表明し、「我々は世界全体、特に我々の地域における平和と安定に向けた道を模索する」と述べた。 シャリフ氏は、電力プロジェクトが予定通りに完了していることに加え、治安状況の改善を考慮すると、同国における外国投資の環境は有望であると述べた。 首相は、パキスタンは防衛生産の自立を達成したと述べ、IDEAS-2016は国内外の技術の連携を示すものだったと述べた。 同氏は、展示会で展示された2,000を超える兵器システムと装備は、研究開発に支えられた国の官民両部門の防衛生産への幅広い参加を反映していると述べた。 首相は、同国の防衛製品は最先端のものであり、軍隊によって十分にテストされていると述べた。 「当社の防衛製品は世界の多くの国で実績を上げている」と述べ、さらなる成長と新市場の開拓の機会はまだ多く存在すると付け加えた。 同氏は、パキスタンは急速に高品質の防衛製品の生産国として台頭していると述べた。 首相は外国企業に対し、防衛生産の分野でパキスタンとのビジネス関係を拡大するよう呼びかけた。 その後、ナワズ・シャリフ首相が、ホジャ・アシフ国防大臣、ラヒール・シャリフ陸軍総司令官、モハマド・ザカウラー海軍参謀総長(CNS)提督、ソハイル・アマン空軍参謀総長(空軍大将)らの同席のもと、展示会の開会式を行った。 IDEAS 2016には、34か国から合計418社が参加しており、そのうち261社は外国企業、157社はパキスタン企業である。展示会は11月25日まで開催される。 公開済み...