ニューオーリンズ出身のリル・ウェインは、同市で開催される2025年のスーパーボウルのハーフタイムショーに出演することが決まり、代わりにケンドリック・ラマーが出演することとなったことへの失望を表明する動画をシェアした。
「あれは辛かった。本当に辛かった。何を言っているか分かるだろう。本当に辛かった」とウェインは今週初めのハーフタイムショーの発表について語った。「失望に対する心の準備ができていなかったこと、誰かが私にそうするように言ったかのように、自動的に精神的に自分をその立場に置いてしまったことを責めている。だから、そのことで自分を責めている」
「でも、自分の街のあの場所、あのステージ、あのプラットフォームよりもいいものは何もないと思っていたから、辛かった。すごく辛かった。でも、みんなは最高だよ。この機会を得られなかったことで、自分が最悪な気分になった。そんなとき、みんなが、自分はみんななしでは何もできないんだってことを思い出させてくれたんだ…それは素晴らしい現実だよ。」
ウェインは今年初め、故郷で開催されるスーパーボウルでパフォーマンスするために「祈っていた」ことを明かし、「祈っているよ。一生懸命働いているんだ。次のアルバムと僕のやることすべてが最高になるようにするよ」と語った。「みんなが僕に怒鳴り散らさないでいられないようにしたいんだ」
ラマーの関与が発表されて以来、かつての弟子であるニッキー・ミナージュ、バードマン、マスターP、リル・ブージーなど、ウェインの友人や同世代の人たちが同情の意を表した。
2019年にNFLのライブ音楽エンターテインメント戦略家となったジェイ・Zは、ハーフタイムショーの発表後、ラマーを「まさに一世代に一度のアーティストでありパフォーマー」と呼び、「彼のヒップホップと文化への深い愛情が彼の芸術的ビジョンに影響を与えている。彼は世界的に文化を定義し影響を与える比類のない能力を持っている。ケンドリックの作品は音楽の域を超えており、彼の影響は今後何年も感じられるだろう」と付け加えた。
ラマーはスーパーボウル出場が発表された数日後に、タイトル未定の新曲を公開した。
