メルセデス・ベンツ

メルセデス・ベンツ、中国経済の低迷を受け予想を11%から7.5%に引き下げ | Mint

メルセデス・ベンツ・グループは、中国市場での業績が急激に落ち込んだことを理由に、財務見通しを引き下げた。ブルームバーグの報道によると、高級自動車メーカーは主力の自動車部門の調整後利益が7.5~8.5%に低下すると予想しており、これは最大11%という以前の予想から大幅に下がった。 同社は木曜夕方の声明で、最大の市場である中国が最大の懸念材料であると指摘した。Sクラスやマイバッハセダンなどの高級モデルの売上は著しく落ち込み、富裕層の購買意欲がますます低下している。 メルセデス・ベンツは報告書の中で、予想の調整は「主に中国におけるマクロ経済環境のさらなる悪化」によるものだとし、「消費の低迷と不動産部門の継続的な低迷」を指摘した。 この動きは、電気自動車への移行と中国市場からの利益減少に取り組んでいるドイツの自動車メーカーに影響を及ぼすより広範な傾向の一部である。フォルクスワーゲンAGは最近、長年の労働協約を破棄し、需要の弱まりによりドイツ国内の工場の閉鎖を検討している。BMW AGも、中国での同様の課題と電気自動車の販売低迷を理由に、通年の利益見通しを引き下げた。 メルセデス・ベンツは、利子・税引前利益が昨年の水準を「大幅に下回る」と予想しており、高級車の販売増加を通じて収益性を高めることを狙った高級車中心の戦略にとっては逆風となる。 利益警告の厳しさに業界アナリストの一部は不意を突かれた。ブルームバーグの報道によると、RBCの自動車アナリスト、トム・ナラヤン氏は「株価はマイナスに反応すると予想される」とコメントした。 ダブルパンチ 同社の苦戦は中国だけにとどまらず、欧州での販売も圧迫されている。8月には同地域全体でメルセデスの納車台数が13%減少し、今年最初の8か月間で3%の減少につながった。電気自動車の販売不振は特に懸念される。来年強化される予定のEUのCO2規制を満たせなかった場合、自動車メーカーは多額の罰金を科される可能性があるとブルームバーグは報じている。 (ブルームバーグからの入力あり) Source link